佐野や sa-no-ya モノ・ツチ・ヒトそしてデザイン

モノ・ツチ・ヒト そして日々

2013年5月20日

meji 補強&下地編

こんにちは。

僕の住んでいる長野県佐久市では

まわりの田んぼが一枚、また一枚と水を張った水田から

田植えをされた田んぼへと姿を変えていきます。

この風景や空気感が

夏の訪れを知らせてくれます。

 

 

さて、今回は名古屋藤ヶ丘mejiの補強&下地編。

 

既存建物が年期の入ったものだったので、解体を機に

今まで隠れていた構造下地を確認する作業と、補強が

必要かどうかを判断をします。

 

 

写真は既存の壁の内部が見えている所に新たに壁を作る為の

下地を取り付けているものです。新たに断熱材も入れ直します。

 

【2階主寝室と収納&ゲストルーム】

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考えてみると人間の身体と建物は一緒かもしれませんね。

見た目では分からない部分を一度じっくりと内部を調べて

みると以外にも見た目よりも丈夫だったり、損傷がひどかったり。

 

今回の建物は最初の印象よりも丈夫だったので、オーナーと話し合い

一部のみ補強の壁を新規設置しました。2階の床は下の階への音漏れと

強度も考慮して下地を新規に貼っています。

 

 

既存の天井を取り払い 天井の構造をアラワシにしていきます。

屋根に関しては雨漏れの痕跡がないのか細心の注意を払います。

 

【2階 リビングとダイニングエリア】

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築30年ほど経った建物ではありますが、オーナーと丁寧に話し合いを

重ね、限られた予算、工期の中で30年生の建物とどう向き合ってオーナー自身が

人生設計を立てていくのか。

今後起こりうる事態の可能性も含めてお互いじっくりと

向き合いながら工事を進めていきます。

 

 

天井アラワシの下地が少しずつ完成していきます。

 

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当然ですが、この時点ではオーナーも完成形がイメージできずに

半信半疑だったようです(笑)

 

写真は1階住宅の一部の床組みです。

奥には階段室が設置されます。

 

 

【1階トイレ、洗面室、お風呂】

image-(17)

 

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次回はこの下地編からどのように進んでいったのかを

ご紹介したいと思います。